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Posted by 滋賀咲くブログ at

2009年02月05日

第32回 ~就学前に身に付けておきたいこと<1>~

小学校で集団生活をするにあたっては、社会性、生活習慣と学習・運動能力が必要になりますが、今回は就学にあたり、特に大切にもかかわらず忘れられがちな社会性についてお話しします。

小学校になると周囲と折り合いをつけながら自分の居場所を見つける力が必要になってきます。このような社会性を育むために就学前には次の2つの体験が大切と言われています。

(1)共有の体験
共有というのは、他人と一緒に同じ時間を過ごすとか、同じ場所や物を使うということです。共有することで孤独感はなくなりますが、「我慢」も必要です。順番を待つことや、譲ること、けんかをした後の仲直りの仕方やみんなに合わせて違う活動に移るといった気持ちの切りかえは社会で生きていくうえで必要な基礎的な体験となります。
兄弟がいても1人1人にそれぞれ自分のものがあるというのは、この共有の体験を重ねることが難しくなってしまいます。豊かで便利な社会になった分、意識して「共有の体験」ができるようにしましょう。泣いたり、けんかしたりすることも大切な経験です。

(2)貢献の体験
大人でも生きていくうえで自分が何かの、またはだれかの役に立っている(貢献している)という思いはとても重要です。それは幼児期の子どもにとってもおなじことです。
子どもにさせてあげる貢献の体験として、最も大切なことは、
『家族と一緒に過ごす(時間や場所を共有する)こと、家族の一員としていてくれることを周囲が感謝する』

次回は、就学に必要な生活習慣と学習についてお話しさせていただきます。
(2009/2/1びぃめ~る66号 小児神経科医 宇野正章)
  


Posted by Becafe at 00:00Comments(0)宇野先生のコラム