2011年06月05日
第44号 ~発達障害とお薬について~
発達障害そのものを治すお薬はありませんが、症状を緩和し、特性を生かすことで社会的自立を促すお薬はあります。
ADHDには、不注意、多動・衝動性を緩和し、特に学習面でめざましい効果を発揮する“コンサータ”といったお薬がよく使われます。ADHDでなく広汎性発達障害(アスペルガーなど)の方のADHD様症状にもしばしば使われます。また、最近では“ストラテラ”といったお薬もADHD症状に対して処方されることが増えてきました。いずれにしても2次障害を起こす前の早期(思春期前)の投薬が望まれます。
広汎性発達障害の症状である、対人面やこだわりに直接効果を発揮するお薬はありません。二次障害についても同様に症状に対して対症療法的にお薬が使われることが多いようです。
次回は、“コンサータ”についてお話ししたいと思います。
(2011/6/1びぃめ~る80号 小児神経科医 宇野正章)
ADHDには、不注意、多動・衝動性を緩和し、特に学習面でめざましい効果を発揮する“コンサータ”といったお薬がよく使われます。ADHDでなく広汎性発達障害(アスペルガーなど)の方のADHD様症状にもしばしば使われます。また、最近では“ストラテラ”といったお薬もADHD症状に対して処方されることが増えてきました。いずれにしても2次障害を起こす前の早期(思春期前)の投薬が望まれます。
広汎性発達障害の症状である、対人面やこだわりに直接効果を発揮するお薬はありません。二次障害についても同様に症状に対して対症療法的にお薬が使われることが多いようです。
次回は、“コンサータ”についてお話ししたいと思います。
(2011/6/1びぃめ~る80号 小児神経科医 宇野正章)