2010年10月05日
第41号 ~発達障害と「ひきこもり」~
「ひきこもり」はさまざまな要因によって、人が狭い空間に退避し、一般的な人間関係が長期にわたり失われた状態をいいます
具体的には、自分の部屋でほとんどを過ごし、会社や学校に行かないといったことが一般的です。また、日本人の男性に多く見られることからオックスフォード英語辞典に「hikikomori」として今年収録され話題にもなりました。
「ひきこもり」にいたる経過やきっかけは様々ですが、生物学的な背景として「ひきこもり」の約50~80%に発達障害が存在しているといわれています。「ひきこもり」という状態についての専門家の認識は様々で、「諸葛孔明もひきこもりだった」、「成長過程において、その必要に迫られて自然発生する行為」などいろいろな見解がありますが、発達障害もしくは発達に課題のある人の割合が多いということについては、共通した見解になりつつあります。
次回は「ひきこもり」の対応についてお話しします。
(2010/10/1びぃめ~る76号 小児神経科医 宇野正章)
具体的には、自分の部屋でほとんどを過ごし、会社や学校に行かないといったことが一般的です。また、日本人の男性に多く見られることからオックスフォード英語辞典に「hikikomori」として今年収録され話題にもなりました。
「ひきこもり」にいたる経過やきっかけは様々ですが、生物学的な背景として「ひきこもり」の約50~80%に発達障害が存在しているといわれています。「ひきこもり」という状態についての専門家の認識は様々で、「諸葛孔明もひきこもりだった」、「成長過程において、その必要に迫られて自然発生する行為」などいろいろな見解がありますが、発達障害もしくは発達に課題のある人の割合が多いということについては、共通した見解になりつつあります。
次回は「ひきこもり」の対応についてお話しします。
(2010/10/1びぃめ~る76号 小児神経科医 宇野正章)