2010年12月05日
第42回 ~発達障害と「ひきこもり」の対応について~
一口にひきこもりといっても、年齢、ひきこもり期間そして本人の特性(IQ、発達上の課題や精神疾患など)によって対応は異なってきます。今回は、ご家族の一般的な対応についてお話しします。
「ひきこもり」は自己評価の低下やストレスでひどく消耗した心身を守るための子どもの防衛反応といえます。「怠け」や「反抗」だけが原因ではありません。ひきこもっている子どもたちは必ず、「このままではよくない」と思っています。また、本人は、「先生や同級生からから見捨てられる」や「自分は将来社会適応できない」といった不安や葛藤を抱えています。このあたりをふまえて、ひきこもりの「原因探し」「犯人探し」をするのではなく、不安に対して、見通しをもたせ、出来ることからコツコツやっていこうという前向きな気持ちを持てるよう支援することが大切です。その環境作りが家族の対応といえます。以下箇条書きにします。
・家族内の関係も、夫婦で責任を転嫁しあったりせずに家族同士が仲良くすること。
・ひきこもりは、子どもが将来成長するために必要な時期であると前向きに考えること。
・「子どものためにできる限りのことをやろう」などとあまり子ども中心にしすぎないこと。
・親子間の距離が近い場合に引きこもる傾向があることから、子どもと少し距離をおいて冷静な目で見るようにすること
・親自身が個人的な楽しみや息抜きや働く場を持つこと。
なかなか難しいですが、そのような雰囲気作りがひきこもりから社会復帰に向けての第一歩といえます。
(2010/12/1びぃめ~る78号 小児神経科医 宇野正章)
「ひきこもり」は自己評価の低下やストレスでひどく消耗した心身を守るための子どもの防衛反応といえます。「怠け」や「反抗」だけが原因ではありません。ひきこもっている子どもたちは必ず、「このままではよくない」と思っています。また、本人は、「先生や同級生からから見捨てられる」や「自分は将来社会適応できない」といった不安や葛藤を抱えています。このあたりをふまえて、ひきこもりの「原因探し」「犯人探し」をするのではなく、不安に対して、見通しをもたせ、出来ることからコツコツやっていこうという前向きな気持ちを持てるよう支援することが大切です。その環境作りが家族の対応といえます。以下箇条書きにします。
・家族内の関係も、夫婦で責任を転嫁しあったりせずに家族同士が仲良くすること。
・ひきこもりは、子どもが将来成長するために必要な時期であると前向きに考えること。
・「子どものためにできる限りのことをやろう」などとあまり子ども中心にしすぎないこと。
・親子間の距離が近い場合に引きこもる傾向があることから、子どもと少し距離をおいて冷静な目で見るようにすること
・親自身が個人的な楽しみや息抜きや働く場を持つこと。
なかなか難しいですが、そのような雰囲気作りがひきこもりから社会復帰に向けての第一歩といえます。
(2010/12/1びぃめ~る78号 小児神経科医 宇野正章)