2009年10月05日
第36回 ~発達障害と二次障害について~
発達に課題のある子どもさんの思春期によく見られる問題を二次障害と表現します。子どもが抱えている困難さを周囲が理解して対応しきれていないために、本来抱えている困難さとは別の二次的な情緒や行動の問題が出てしまうものを、二次障害といいます。それは、心理的な要因から起こるもの、身体的にも影響を及ぼすものなど、さまざまです。
また、軽度発達障害は単独障害のみならず、PDD(広汎性発達障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)とADHD、PDDとLDというように、軽度発達障害同士の合併や、二次障害などから派生した別の症状・障害と併存することも多いのが現状です。代表的な二次障害としては、反抗挑戦性障害、行為障害、不登校や不安・うつなどがあげられます。これを予防する方法は、自己評価を高めることにつきると言えます。
次回は、二次障害と自己評価についてお話しいたします。
(2009/10/1びぃめ~る70号 小児神経科医 宇野正章)
また、軽度発達障害は単独障害のみならず、PDD(広汎性発達障害)とADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)とADHD、PDDとLDというように、軽度発達障害同士の合併や、二次障害などから派生した別の症状・障害と併存することも多いのが現状です。代表的な二次障害としては、反抗挑戦性障害、行為障害、不登校や不安・うつなどがあげられます。これを予防する方法は、自己評価を高めることにつきると言えます。
次回は、二次障害と自己評価についてお話しいたします。
(2009/10/1びぃめ~る70号 小児神経科医 宇野正章)