2010年06月10日
第40回 ~行為障害について~
成長とともに反抗挑戦性障害をもつ子どもの問題行動がエスカレートし、万引きなどの触法行為、人や動物に対する過度の攻撃性や暴力、重大な規則違反などがみられると、もはや反抗挑戦性障害ではなく、「非行」とほぼ同義で扱われる行為障害となってしまいます。また、AD/HD→反抗挑戦性障害→行為障害の経緯をたどるといった「DBD(破壊的行動障害)マーチ」がみられることが知られています。さらに、ごく一部はその後、「反社会的人格障害(ASPD)」へと発展するものもみられます。
行為障害に発展するまでに、適切な理解の下で十分かつ適切な指導・療育が受けられないと、治療は困難極まりなく、また予後不良という悲しい状態になってしまいます。また、治療法では医療分野だけでは不可能で、福祉・教育・司法といった分野や地域との関わりが大きな役目を担っているのです。
(2010/6/1びぃめ~る74号 小児神経科医 宇野正章)
行為障害に発展するまでに、適切な理解の下で十分かつ適切な指導・療育が受けられないと、治療は困難極まりなく、また予後不良という悲しい状態になってしまいます。また、治療法では医療分野だけでは不可能で、福祉・教育・司法といった分野や地域との関わりが大きな役目を担っているのです。
(2010/6/1びぃめ~る74号 小児神経科医 宇野正章)